ずっとキミしか見えてない

 私はこの想いを封印しよう。

 試合が始まった。

 体育祭のバスケットボールの試合時間は、10分の2クォーターだ。

 前半はいい勝負だった。

 三年生が得点を入れれば、一年三組も即効で取り返す。

 シュートを外してリバウンドを取られて攻め込まれても、ディフェンスが粘ってボールを取り返す。

 手に汗握る展開に、ギャラリーは総立ちだった。

 だけど後半になると一気に流れが変わってしまった。

 経験の差か、体力の差か。あるいは、最後の体育祭にかける三年生の情熱が勝ったのか。

 光雅くんたちは、ほとんど点を取ることができなかった。

 しかし三年生は、スリーポイントや反則を受けた後のフリースローなど、着実にゴールを決めていく。

 結果、試合終了時には20点も差がついていた。

 最後まで諦めずに全力でプレイしていた光雅くんたちだったが、さすがに終了のホイッスル後は肩を落としていた。

 ――しかし。


「一年やるじゃん! 強かったよー!」