「そっか、じゃあ頑張れよ」
「えー! 俺には教えてくださいよ光雅様!」
「お前も紗良を見習って自分の力でやれよ」
すがるように言う良悟くんの言葉を、無慈悲にぶった切る光雅くん。
良悟くんの隣の席にいた芽衣が、おかしそうに笑った。
私も一緒になって笑い合う。
――これで、いいんだよね。
作り笑いを浮かべながら、私は自分に強くそう言い聞かせたのだった。
*
その日の放課後、補習のプリントが無事に終わった私は、良悟くんと一緒に職員室にいる先生の元へと提出しにいった。
「先生、終わりました」
「ちゃんと頑張って全部解きましたよー!」
デスクについている生物の先生の傍らに立ち、私たちがそう言うと、先生はにこやかな顔でそれを受け取る。
「どれどれ、じゃあ見せてねー」
「ばっちりなはずっすよー!」
「ほんとー? 一色は特にテストやばかったから信用できんなあ」
「えー! 先生ひどいっすよ!」
気安い感じで先生と会話する良悟くん。
誰とでも仲良くなれる、憎めないキャラだよなあ。
「えー! 俺には教えてくださいよ光雅様!」
「お前も紗良を見習って自分の力でやれよ」
すがるように言う良悟くんの言葉を、無慈悲にぶった切る光雅くん。
良悟くんの隣の席にいた芽衣が、おかしそうに笑った。
私も一緒になって笑い合う。
――これで、いいんだよね。
作り笑いを浮かべながら、私は自分に強くそう言い聞かせたのだった。
*
その日の放課後、補習のプリントが無事に終わった私は、良悟くんと一緒に職員室にいる先生の元へと提出しにいった。
「先生、終わりました」
「ちゃんと頑張って全部解きましたよー!」
デスクについている生物の先生の傍らに立ち、私たちがそう言うと、先生はにこやかな顔でそれを受け取る。
「どれどれ、じゃあ見せてねー」
「ばっちりなはずっすよー!」
「ほんとー? 一色は特にテストやばかったから信用できんなあ」
「えー! 先生ひどいっすよ!」
気安い感じで先生と会話する良悟くん。
誰とでも仲良くなれる、憎めないキャラだよなあ。



