6月





地区総体


















地区総体の前日、マネージャーとして剣道部の3年生全員にお守りをあげたけど、星弥のお守りだけ『love』








って縫ったお守りをあげて









星弥がめっちゃにやけて









「絶対勝つからな」








って言ってキスしたから






星弥は優勝するだろうな〜って思いながら









個人戦優勝して県大会行った











めっちゃ嬉しくて抱きそうになったけど、みんながいるから抑えた










でも、流我先輩とは抱き合っていたなぁ〜










流我先輩も県大会進出した











菜々子も!!!








マネージャーとしてこれ以上嬉しいことはない












それに、星弥の引退も伸びるしもう最高☆

















毎日剣道場に一緒に行って











わたしと星弥が付き合ってるのは菜々子と流我先輩しか知らない












だから、みんなにバレないように剣道場ではマネージャーとして接しているけど










星弥がチラッチラッとわたしのことを見てくるし








集中できてるのか心配になるけど






わたしのこと一切見ないよりはいいかな〜って思いながら








7月









県大会










星弥は全国大会に行けなかった









星弥が泣いていてわたしも泣いてしまった










星弥が剣道場を後にしたあと










「葵、ちょっときて」











連れていかれたのは













高校から少し遠い公園だった












夕日が見えてすごく綺麗だった












「葵」







「俺は、遠い大学の医学部に入る」







「めっちゃ遠いね」







「でも、葵とはずっと付き合う、何があっても」







「わたしも」







「葵のこと待ってるから」







「うん」










わたしと星弥は深くて長いキスをした