私の1日は携帯のチェックから始まる

LINEの返事をして
私の客に朝のLINEを送る

客というのはキャバクラの客のことだ
高3ながら、私はキャバクラで
働いている。
これも生活費を稼ぐため。
母は私が高校生になると男のところにいって
ほとんど家に帰ってこなくなった。
お金も底をつき途方に暮れていたある日
仲のいいキャッチの男が
キャバクラのママが事情を説明してくれて
働かせてくれることになったのだ
そのキャッチの名前は泰樹。
この男にはたくさんお世話になっていて
ちょくちょく飲みに行ったり、
仕事が遅くなった日には泊まらせてもらったり
している。


それが終わると
身支度をし、制服に着替え