昼休みのプチパーティーで、みんなテンションが上がったのか。


予備校サボると言い出した瀬戸くんに便乗するように、クラスメイトたちが次々名乗り出て、結局みんなで放課後カラオケに行くことになった。


カラオケなんていつ以来だろうとうれしくなったけど、葉子ちゃんは来ないと聞いて、少し悲しかった。

きっとわたしが誘っても、葉子ちゃんは首を縦に振らなかっただろう。

その事実も悲しい。


でも、久しぶりに大勢で騒げて本当に楽しかった。


終業式が終わった時は、しばらく学校には来ないこと、そして授業を受けるのも終わりなんだということにしんみりしたけれど。

そういう気持ちも吹き飛ばしてしまうくらい、賑やかなクリスマスになった。