ある日部活の壮行式があった。
僕は文化部だ。別に新人戦で全国大会目指すわけでも無いので「だるいな」と思いながら壇上に立つ運動部の人たちを見つめていた。
そこには昨日僕に話しかけてきた女の子も立っていた。秋の肌寒い中でも部活のユニフォームを着ているその女の子の太ももは真っ白で健康的で何かこみ上げてくるものがあった。
いけないいけない、危うく痴漢する人の気持ちを100%理解してしまう所だった。
そんな事を思いながら見つめている。
その女の子だけを見つめている。
なぜだろう?
まあいいや早く壮行式終わらないかな、トイレ行きたいぜ。
そんなくだらない事を思っていた僕だったがその女の子が隣に居る体格の良い男と話しているのに気がついた。
次の瞬間僕の胸は締め付けられるような、ジーンと何かがしみるような謎の現象が起こった。
「何で仲良く話してんだよ、隣のやつどっか行けばいいのに」
これを言葉にしたのならばあまりに支離滅裂すぎて避難されるであろう感情が思考やら胸やらを蝕みはじめた。
数分後には壮行式を終えた選手たちが退場していった。横を通り過ぎて行く女の子を見つめ僕は心で叫んだ。
『かわいい』と。
僕は文化部だ。別に新人戦で全国大会目指すわけでも無いので「だるいな」と思いながら壇上に立つ運動部の人たちを見つめていた。
そこには昨日僕に話しかけてきた女の子も立っていた。秋の肌寒い中でも部活のユニフォームを着ているその女の子の太ももは真っ白で健康的で何かこみ上げてくるものがあった。
いけないいけない、危うく痴漢する人の気持ちを100%理解してしまう所だった。
そんな事を思いながら見つめている。
その女の子だけを見つめている。
なぜだろう?
まあいいや早く壮行式終わらないかな、トイレ行きたいぜ。
そんなくだらない事を思っていた僕だったがその女の子が隣に居る体格の良い男と話しているのに気がついた。
次の瞬間僕の胸は締め付けられるような、ジーンと何かがしみるような謎の現象が起こった。
「何で仲良く話してんだよ、隣のやつどっか行けばいいのに」
これを言葉にしたのならばあまりに支離滅裂すぎて避難されるであろう感情が思考やら胸やらを蝕みはじめた。
数分後には壮行式を終えた選手たちが退場していった。横を通り過ぎて行く女の子を見つめ僕は心で叫んだ。
『かわいい』と。