社長がさとみの目を見ながら さとみのシャツのボタンを外す。 さとみは、一秒ごとに その社長の手を止めたくなる。 ボタンを外す指が、肌を少しかすめるだけで、 身体が震える。 うー。 うー。 緊張する声をかくすだけで、精一杯だ。 心臓が高鳴りすぎて 気絶しそう。 さとみは社長の射るような瞳に 耐えられず 痛いほど、目をつぶる