「もう、かかわらないんで」




最後の言葉は社長に向けられていた。




そう言うと




智くんは




振り返りもせず、

 


行ってしまった。




智くんの背中を見送るしかなかった。




智くん?




何で?




どうして、




そんなこと言うの?




お姉ちゃん




心がくだけそうだよ……。