嘘つきシンデレラ




なのに、




いつも、




いつも 初めてのように




傷ついてしまう自分が嫌い。





「母さん!」




思わず智くんが




お母さんの腕を持って、声をあげた。





その時





バンッ。





誰かがテーブルを叩いた。