何千球、何万球 投げ続けた智くんの肘は、 ずっと悲鳴をあげていたの。 離断性骨軟骨炎。 初期であれば、 手術しなくても治癒する可能性もある病気。 でも、痛みを無視し投球を続けた 智くんの肘は進行が激しく、 早期の手術が必要だった。 手術を終えても、ギブスでの固定。 リハビリ。 それを終えてやっと、 専門施設での身体づくりに移行する。 投球が再びできるのは早くて半年後。 早くしなければ もうプロになるチャンスは 断たれてしまうかもしれない。