はだけたシャツの下の固い筋肉に、 さとみの胸がふれる。 さとみのいきおいに、 一歩後ろにふらついた葛西の肩が 続き部屋のドアに トンとぶつかった。 「何している」 訳がわからず、 さとみの手を持とうとする葛西。 さとみの腕にチカラが入る。 ギュ。 さとみの細い腕が、 葛西をもっと抱きしめる。