その青に溺れる


誰が求めたのか その唇を

あぁ、そうだ、一緒だった

もう後戻りなんて出来ないよ

気付いたら、もう無理だよ

節くれだつ指も

頬や首に伝う手のひらも

体中を這う舌先と指先も


「柚月・・・・・・愛してる」


低い声で呼んで囁く時も


「好き・・・・・・」

押し寄せる波に浚われる声に

「名前呼んで・・・・・・」

投げられる声に波紋が広がる

「好き・・・・・・瑠貴・・・・・・」


部屋の明かりが身体の線を描いて映し出し
髪の先が霞んでいく。
私はその青に溺れ沈んでいく。