「もっと、もっとわがまま言って欲しいって言われるの。」 「うん。」 「わがままって私よく分からなくて、今でも充分なんだよ。けど、向こうは、わたしがあんまり気持ちを口にしないのが何考えてるのか分からなくて、不安になってるみたいで。」 ヘヘッとはにかんで、空気を誤魔化すように、私は、皿に盛られた温かい肉をふーふーしながら口へ運んだ。