愛莉side





愛莉「はぁ…はぁ…」

さすがに疲れた…
全力で走ったし…

?「あら…遅いじゃない。」

っ…この声は…

愛莉「っ…ごめんなさい…育美さん…」

この人は桜施設の施設長。
私達を育ててくれる人…
どうしよう…怒られる…!

昨日は学校の子達に呼ばれていて遅くなった。
だからご飯が少なかったのに…!
今日も遅れちゃったら…私倒れちゃう!!

育美「早く帰って来なさいって言ったでしょ?」

どうしよう…怒ってる!!

愛莉「ごめんなさい!!許してくださいっ!!」

このままご飯食べれなかったら…倒れちゃう!!

育美「罰として…今日のご飯は抜きよ。」

あ…そんな…
やっぱり無愛想なのが悪かった?
確かにこの人達は子供が好きだ。
でも…私が懐かなかったから。

だって私は…大人が怖い。