ん…?なんで倒れたんだ?
俺は、倒れたあの子の元へ行った。

育美「あ…愛莉…」

ふーん…愛莉って言うんだ?
俺は愛莉を抱き上げた。

育美「さ、櫻庭様!その子をお離し下さい!!」

晴矢「なんでですか?この子を貰ってはいけませんか?」

育美「そ、その子はとっても無愛想ですし…」

へぇ…いいじゃん。
俺は愛莉の頭を撫でた。

晴矢「俺は愛莉に決めたんで。じゃあ手続きしますね。」

寝顔も可愛いなぁ…
でも…ちょっと軽すぎじゃないか?

そんな事を思いながら、俺は手続きを終え、愛莉を抱えたまま車に乗った。