真っ白な塗装がしてあるだけで、何も印字されていない。
果物の缶詰と同じくらいの大きさでタブがついているその缶は、慧が振ると音を立てた。
翔太「その音、果物って感じじゃないよね」
慧「重さもそんなにないよ」
硬くて小さな何かがたくさん入っているような、そんな音が聞こえる。
すみれ「なんだろう......ビスケットとか?」
慧「え~、まだビスケット?」
愁「とりあえず開けてみる?」
愁がタブを引っ張ると、缶特有の開封音がして蓋が持ち上がる。
その中には。
慧「......パズル?」
翔太「みたいだね」
小さなパズルのピースがたくさん入っていた。
翔太「300ピースくらいはありそう」
愁「しかもこれ、白と黒しかないんだけど」
慧「うわ、本当だ」


