ここに来てから非常食のようなものしか食べていない私たちには、とてもうれしい発見だった。
私たちは一度考えるのをやめて、1階へ向かった。
1階の部屋に入ると、キッチンの床に四角い穴が開いていて。
その中には未開封の調味料やお米、缶詰などが入っていた。
愁「床下収納?」
亮平「そう。ここだけラグが敷いてあるから変だと思って、捲ってみたら」
翔太「なんか宝物が出てきたような気分だね」
慧「そろそろビスケットに飽きてたから、助かったよ」
新しい発見があったことで、部屋の中は少し明るさを取り戻していた。
零「炊飯器ないけど、ご飯炊けるの?」
亮平「わかんないけど、やってみる」
照「山田なら大丈夫だろ」
宏太「俺も手伝おうか?」
亮平「いや、宏太はじっとしててもらって......」
そんなやり取りを眺めていると、すぐそばで慧が声を上げた。
慧「これ、何の缶詰だろう?」
慧が手にしている缶は、他とは明らかに違うオーラを放っていた。


