たぶん、全部屋にあるんだろう。
そう説明すると、愁はますます不思議そうな顔をする。
愁「この建物、火を起こせるものなんてないよな?」
すみれ「あ......」
言われてみればそうだ。
キッチンにあるのはIHだし、窓がないから太陽光で発火させることもできない。
じゃあどうして、こんなものが......。
すみれ「もしかして、これ、火災報知器じゃないのかも」
愁「怪しいな」
愁の言葉に頷きかけた時、再び部屋のドアが開いた。
零「......こんなところにいた」
愁「矢花、どうした?」
零「亮平が食べ物発見したから、みんなに知らせて回ってるんだけど」
すみれ「食べ物?」
零「うん。お米とか缶詰とかが見つかったんだ。今みんな1階に集まってる」
愁「俺らも行こう」
すみれ「うん」


