Half in Doubt


すみれ「これ、遠くから見た方が見つけやすかったりしないかな?」
翔太「そういうこと言って、すみれ、身体伸ばしたいだけでしょ」
すみれ「あ、バレた?」

夜の鐘が鳴るまで、私たちはビスケットをつまみながらパズルを組み立て続けた。

すみれ「あ、鐘の音......9時だ」
翔太「もうそんな時間か。だいぶできたんじゃない?」
すみれ「そうだね」

始めた時は10個だったパズルの完成部分は、全体の3分の1くらいにまで増えていた。
まだ完成像は見えないものの、バラバラのピースが減ったことに達成感を感じながら、私たちは部屋を後にした。

自分の部屋に戻って、今日のお知らせを確認する。
画面の封筒マークに触れると、お知らせのメッセージが表示された。

『最後の夜になりました。
本日の夜をもってゲームは終了となります。
初めに提示した通り、自分たちの身を守りきることができれば、この建物から脱出するための鍵を手に入れることが出来ます。
鍵の在処は明日の朝9時にメッセージにてお知らせします。』