ベッドに腰掛けている大輝、膝を抱えている海斗、寄り添うような姿勢の慧と零......みんな、あの時から少しも動かずにいた。
矢花はどんな状態でもかわいい、宏太絶対石になって体重増えたでしょ、と1人1人にコメントをしながら部屋を回る翔太。
もちろん誰からも返事は返ってこないけど、翔太なりにみんなを大切に思っているのが伝わってくる。
翔太「......絶対助けるから」
翔太が部屋を出るときに呟いたその一言に、私も頷いた。
2人だけになってしまった建物の中はとても静かで、それは1階に降りてみても同じだった。
翔太「ご飯、どうする?」
すみれ「うーん、私はビスケットでいいかな」
翔太「そうだね」
ビスケットを取りに行こうとした翔太が、キッチンとは反対方向に目を向けた。
翔太「そういえば、あれ......」
すみれ「パズル?」


