Half in Doubt


亮平「俺とすみれが裏切り者じゃないなら、裏切り者は翔太しか考えられないだろ」
翔太「ほら、またそうやってすみれを味方につけようとしてる。どうせ最後には見捨てるつもりなんでしょ?」
すみれ「もう騙されないから」
亮平「......」

私の言葉に悲しそうな顔をする亮平。
廊下にはしばらくの間、沈黙が流れた。

亮平「......すみれ」
すみれ「何?」
亮平「本当に俺のこと裏切り者だって思ってる?」
すみれ「そんなの......」

亮平の質問に、すぐに答えることができなかった。
亮平が怪しいことに変わりはない。
でも、今までみんなを守ろうと頑張っていた亮平が裏切り者だなんて、すぐには信じられないし、本当は信じたくない。だけどやっぱり......。

そんな私を見て、亮平は再び口を開いた。

亮平「俺と翔太どっちを信じるかは、すみれに委ねるよ」
すみれ「え?」