きっと寝てるだけ、そう自分に言い聞かせながら、震える手でドアノブを回す。
......鍵は、開いていた。
恐る恐る開けたドアの先には、レーザーの装置をにらみつけるような表情の石像が立っていた。
両手で顔を覆った私の頭の上に、ポンと手が乗る。
ふり返ると、そこにいたのは翔太だった。
すみれ「翔太......」
翔太は何も言わず、頭をなでてくれた。
廊下の奥でドアの開く音がして亮平が出てきたのは、そんな時だった。
亮平「え......」
私たちの様子を見て、亮平はすべてを悟ったようだった。
亮平「もしかして愁......」
すみれ「亮平、もう仲間のフリしなくていいよ」
亮平「え?」
愁が石になってしまった。そのことが表す意味、それは。


