Half in Doubt


翔太「やまにそんな事情があったなんて、知らなかったよ......」

翔太は何かに納得するようなそぶりを見せた後、怪訝な顔を浮かべた。

翔太「でも、そういう事情があったとしたら、ますます怪しくない?」
すみれ「どういうこと?」
翔太「本当にメンバーを守りたいなら、わざわざ2人で分担して投票しないで、同じ人に2票入れた方が的を絞りやすかったと思うけど」

そう言われればそうだ。
1人に票を集中させてその人物を守った方が、犠牲者が出る確率を下げられたはず。

それに、と翔太は続ける。

翔太「前日の夜に照くんを守ったことを忘れてた、って言ってたみたいだけど、そんな大事なこと、普通忘れるかな?」
すみれ「たしかに......」

考えてみると、いくつか不自然な点はある。

すみれ「でも、亮平は照くんを守れなかったことにすごく責任感じてて」
翔太「それもやまの作戦なんじゃない?」
すみれ「え?」
翔太「すみれの同情を引いて、自分が疑われないようにするための作戦」