こんなことなら昨日作り方を教わった時、もっと真剣に聞いておけばよかったな。
なんて後悔しながらお鍋と格闘し、かなりの時間が経った頃。
すみれ「......ふぅ」
なんとかお米が炊き上がった。
昨日の夜食べたご飯に比べるとちょっと硬い気がするけど、初めてだったし大目に見てもらおう。
改めて、昨日豪華な料理を作っていた2人を尊敬する。
ご飯を炊くだけで疲れてしまった私は、床下収納を覗いて見つけたレトルトカレーで妥協することにした。
カレーを温める前に少しだけ休憩しよう。
そう思ってテーブルに突っ伏したのがよくなかった。
瞼の重さに耐え切れず、気がつくと私は眠ってしまっていた。
背中に少しの温かさを感じて体を起こすと、バサリと何かが床に落ちた。
タオル......?
誰かが背中にかけてくれたらしい。


