「ミア!待ってたのよ手伝って!明日が休みなだけあって、いつもこの日は混むのよね。」

「えぇ。症状の名簿を見せて!薬は....え!あと30種類も必要なの?」

「そうなのよ、今急いで作っているんだけれど手で足りなくて待たせてしまっているわ。」

「私に任せて!薬の調合は大得意だもの。」

剣と同じ。集中して一度に10個ずつやれば、すぐ出来るわ。


「できた!!!!」


「え!もう?流石ね。それとミア、例の呪いの患者様を別室に案内しているの、お願いできる?」

「....えぇ。」

呪いの患者様とは、ずっと寝たきりになってしまい他の病院や医者から門前払いにされ最後に噂を聞いて頼ってきたという。

ここは病院ではなく薬屋さん。
だけれどたまにこうして診て欲しいとお願いされる事がある。