声が出しにくかったのは、そのわけは……。 「今日で終わりだね」 私が本音を、「死にたい」と話す度に、涙してくれた彼。私も、泣いた。何度も、泣いた。 「……死ぬのは、良くないよ」 最期に、とばかりに、彼が呟く。 私はもう、この場を去るつもりだった。ベンチから立ち上がり、彼に背を向けていたのに。 ……どうして、呼び止めるの。 彼が、私の腕を掴もうとしたのがみえた。……だけど、私の手に触れる寸前、ひっこめる。