秋は うるんだ瞳を ただ 床に向けて 俺に見向きもせず ただ 黙って座っているだけ いつもは べらべらと 必要以上に喋る秋が こんなに黙っているなんて 人生で もう二度と 見られないかもしれない と思って 秋の顔を 覗き込んだ