幼なじみの不器用な愛情

「一度カウンセリングを受けることをお勧めします。彼女が嫌がらなければですが、体の問題というよりは精神的な要因が大きいかと思います。」
和田からの話に隆弘はすぐに頷くことができなかった。
こうなる前に支え切れなかったのは自分だ。
うつむく隆弘に和田は穏やかな口調で話す。
「自分ではない誰かを支えることは難しいですよね。でも、大切だから支えたい。」
「・・・」
まだ顔色の悪い華の寝顔を見ながら隆弘は話に耳を傾ける。
「少しでもその人の支えになる力が増すならば、借りられる力はすべて借りるべきと私は思いますよ。こう言っている私も過去にたくさん失敗しました。不甲斐ない思いもたくさんした。その分誰かの力を借りて、もっと強くたくましく大切な人を支える力にできるように努力してきたつもりです。」
「・・・」
「このタイミングで出会った私たちの出会いだって、もしかしたら彼女を支える大きな力につながるかもしれません。私にできることでしたら力になりますので、彼女と一度相談してみてくださいね。」
「ありがとうございます。」
隆弘は和田に深く頭を下げた。