次の日、バイト先で
「おはようございます」
「あら、亜咲君おはよう。今から」
「はい」
「それじゃ、よろしくお願いします」

そこには、いつもと変わらない恵梨佳さんが、優しく微笑んでいた。


そして、ここから僕と今村沙織(いまむらさおり)との物語が、始まろうとしていた。

たった半年間の恋だったが、その恋は燃え上がる炎のような恋だった。