憧れの学園王子と甘々な近キョリ同居はじめました♡

「だから、音羽ってなに考えてるかホントわかんない」



はあ、とため息をついてそう呟く翼くん。



ええ?
わたし、単純とか単細胞とかよく言われるのに。



「どゆことですか?」



そう尋ねるも、「いや、やっぱ良い」とすり抜けられた気分。



…ま、いっか!




「まあ、それはおいといて。イルカショーに行きましょうよ!始まっちゃいますよ!」



すっかり忘れてたけど!



わたしは絶対にイルカを観たいのだ!



「音羽ってマイペースすぎる」