憧れの学園王子と甘々な近キョリ同居はじめました♡

「可愛いなんて言うの、…朔斗先輩だけです」


わたしなんて、音羽がずっとそばにいるから。
本当の可愛い、を知ってる。



その分、可愛げがないって思ってたから…大好きな人にそう言ってもらえて嬉しい。



「え、うそ。
俺にはこんなにも可愛く見えるのに」



きょとんとした表情で私をこんなにもドキドキさせるんだから。
…朔斗先輩は、困った人だな。



「まあね、蘭ちゃんの魅力を分かっていないやつなんかどうでもいいでしょ?

俺のこと、見ててね?」



さすがに女の子扱いが慣れまくってるせいか、照れもせずにそんなこと言えるんだから。



「ずるいです…」



どんどんわがままになっていく気がする。


「え、なにが?」