憧れの学園王子と甘々な近キョリ同居はじめました♡

やっぱり、親友の目から見ても天野会長の答辞は素敵なものだったんだ。


あの時、私のことを考えてくれたとか…、めちゃくちゃ嬉しいですよ!


「私も、音に背中を押してもらったんです」



親友って、本当に尊いもの。

簡単にはできなくて、それでもって一生ものだから。



「そうなんだ。さすが音羽ちゃんだね」



私たちにとって音は運命の矢。

音が、私たちを引き合わせてくれたんだ。



「はい、私の自慢の親友なので!」



普段は照れくさいし、こんなこと言ったら音、すぐ調子にのるから言わないけどね。



すんごくすんごく感謝してるから。

いつも、私のことをいちばんに考えてくれる、優しくてお人好しの親友なんだから。



「蘭ちゃんも、素直になったね」