憧れの学園王子と甘々な近キョリ同居はじめました♡

「…朔斗先輩は、私のことをどう思ってたのかは分かりません。

でも、わたしは、ずっとずっと好きでした…!」



…やっと、言えた。


伝えたくて仕方なかったけどずっと堪えていた想い。



「朔斗先輩は、こんなの望んでないのは、分かってます…。でも、やっぱり先輩にこのまま会えないのは嫌で、どうしても伝えたくて…」


ダメだ…。
顔をあげられない。


朔斗先輩が、今、どんな表情をしてるのか見納めに見ないと後悔するのに、でも怖くて…。




「…蘭ちゃん。
顔、あげて」


優しい大好きな声に、顔をあげる。


朔斗先輩は、いつもの様に優しい目をしていて。
それに困った様な嬉しい様な色も、混じっていた。



「それ…、俺から言おうと思ってたのに」


「…え?」