「あ、わたし写真撮りますよ!
みなさん、並んでください!」


寄って寄ってと、みなさんに言うものの。


「え〜、音羽ちゃんも入りなよ」


と、須藤先輩が不満げなお顔。


「なんでですか!
わたしは、生徒会じゃないんですから大丈夫ですよ!」



翼くんたちが積み上げてきたものにわたしが入ったらなんかおかしいじゃん。


そこは、水入らずでササッと撮っちゃおうよ!



「そう〜?なら良いけど…」


まだまだ不満がありそうな須藤先輩を、遊佐先輩に任せて写真を撮る準備!


「はい、チーズ!」




出来上がった写真は、わたしが憧れる先輩たちの素晴らしき思い出の1枚だった。