憧れの学園王子と甘々な近キョリ同居はじめました♡

「なんでですか?」


どういう意味なんだろうか?

まさか…、わたしという彼女がいながら3年のお姉さま方に手を出して…っ?!



「音羽が絡まれないか心配」



はい、わたしは汚れてました。
めちゃくちゃ謝るよ、ごめんなさい、翼くん。



「大丈夫です!
わたしなんかに誰も興味ありませんから」



卒業式なんだよ?

みんな、自分たちのことに話の花を咲かせてるでしょうに。


わたしに絡む意味なんかひとつもないもん。



「だから…、…もういいや。
俺のそばにいといて、絶対に」


説明するのを諦めたのか。
翼くんは、ため息をついてそう言った。


そんなお願い、嬉しすぎませんか?!

わたしがずっとそばにいてても良いの?