憧れの学園王子と甘々な近キョリ同居はじめました♡

その言葉に嘘はないよね?



「…それじゃあ、そろそろ戻りましょうか!」



翼くんは、卒業生なんだから。

色々と行事があるでしょ?


打ち上げとか、写真撮影とか。


寂しいけど、翼くんはわたしだけのものじゃないからね。


「ん。まず、アイツらのとこ行くから一緒に行こ」


「アイツら…とは?」


「生徒会メンバー」


生徒会メンバーといえば、須藤先輩に遊佐先輩、それに最近仲良くしてもらってる会計の麻葉先輩達だね!



わたしも、お祝いを言いたかったからちょうどいいや!


「はい、ぜひ!」


来るのが最後になるであろう生徒会長室を出て、校庭に向かう。


「…音羽を3年ばっかのところ行かすの嫌なんだよな」



向かってる途中なのに。
翼くんは、何をおっしゃっているのだ!