憧れの学園王子と甘々な近キョリ同居はじめました♡

「…うん」


優しく耳を傾けてくれる翼くんに、もっともっと感謝と愛を伝えたくて。



「こんなにも幸せで、わたしは翼くんがいないとダメになって」



寂しさを分かってしまったから。




「それでも、どんどん大切になっていって。
今、隣にいるのが…っ、翼くんで、ホントに良かったですっ…」



喋ってたらなんでか涙が溢れていて。

泣きたくなかったのに、泣かないって言ったのに。


「…音羽、泣かないって約束したじゃん」


そう言いながらも指でわたしの涙を、拭ってくれるんだから。


そういうところにまたひとつ好きが増えるんだよ。



「ありがとう、音羽。
俺、一生かけて音羽を守るから」



「ま、守られなくても大丈夫なように、努力します…」