翼くんに出会って、わがままになってしまった。


「…ん。でも、生徒会室遊びに来なよ。
それなら、会えるから」



そんなわたしを受け止めてくれる翼くんが大好きで。
翼くんが、同居相手で本当に良かった…!



「はい!もちのろんです!」



そう言ったわたしに笑顔を向けて「俺と離れて寂しいからって泣くなよ?」と…!


意地悪なんだから!ほんとに。



「大丈夫ですよ!
強くなったんですからぁ!」



翼くんに似合う女になりたいんだもん。
そんなことでウジウジしないよ!



「別に、泣いても慰めてあげるからいつでもおいで」



…もう。
翼くんは、やっぱりわたしのことを甘やかしすぎなんだよ。



「そんなこと言ったら毎日会いに行きますからね!覚悟しといてください!」





ーもう、離れたって寂しくない!