戯れたい…って。

なかなか面白いことをおっしゃいますね。



「ダメだから。
言っとくけど、音羽は俺のだから」



そう翼くんが言った途端。



「「は?」」



と、須藤先輩と遊佐先輩は顔を見合わせてぱちりと瞬き。



「あら、やっぱりもう付き合ったの?」



「なんだ、よかったね〜。
どうせ、両思いなんだからってこっちがヤキモキしてたんだよ?」




案外あっさりと受け入れられた。



「…てことだから璃玖。お前はもう近づくな」



「えぇぇ?!酷い!
俺だって音羽ちゃんに会いたいよー!」



泣いちゃうっと、泣き真似してる須藤先輩は放っておいて。



「音羽ちゃん、こっちで一緒に作業しない?」



と、誘ってくれた遊佐先輩の元へ行くことにした。



「はい!」