「璃玖が言ってたよ。音羽ちゃん、ナイスアイデア!って」



「須藤先輩が…」



須藤先輩、見直したよ。
良いところあるじゃないか!



「ま、絶対通るって思ってたけどな」



「嬉しいです!」



サラっと翼くんも、そう言ってくれて。
音羽、幸せ者です!


「ん、じゃちょっと準備手伝ってよ」


「もちろんです!」



案だしたのはわたしだからね。
少しでも手伝わなきゃ!



「あ、でも璃玖に会わせたくな…」



「行きますよ!翼くん!」



翼くん、ごめん。

言葉、遮っちゃったけど、許してね。




「…仕方ない。俺から離れるなよ、絶対」



その格好だって可愛すぎ、って。


なにそれ!嬉しすぎます!



「えへへ。翼くんだって、制服いつも似合いすぎてカッコよすぎですよ?」



「…意味わかんないし」