憧れの学園王子と甘々な近キョリ同居はじめました♡

「ヒーロー…って、音羽 子供だな」


「ええ?!酷いです!」



ほ、褒めただけなのに!
子供だなんて、酷い…。



「ふっ…。でも、音羽の気持ちは伝わった。
ありがとう」



そんなこと言った後に、不意打ちはずるい。


なんでも許しちゃうじゃないか!



「翼くん、わたしの扱いが上手くなりましたね」


「なんのこと?」



しらばっくれるのも上手くなりましたね!ほんと!


ま、そんな所もぜーんぶ好きなんですけどね。



「あ、話変わるけど。
音羽ってホラー系、無理だよな?」



そうだ、と尋ねてくる翼くんに「あ、はい…」と応える。


翼くんのクラスの出し物なだけに、申し訳ない。


できれば一緒に入りたかったのに!



「ん、なら生徒会主催のミニプラネタリウムに行こ」



「あ!わたしの案、通ったんですか?!」



いや、今更だけど!

あの時のわたしのアイデアを、翼くんは通してくれたんだ!