憧れの学園王子と甘々な近キョリ同居はじめました♡

こうなったら、もういっそ、想いを伝えてしまいたい。



「翼くん、好きです!」



勢いで言うのは嫌だけど。


告白するなら、今しかないって思った。

この気持ちが溢れ出る前に。



「…」



「あ、わたしなんかに好かれても嬉しくないのはわかってますけど、これからもいつも通りにしていただきた…えっ?!」



俯いて言い訳の言葉を述べていると。

いつの間にか抱きしめられていた。



「…嬉しくないわけないじゃん。
俺だって、…音羽のことが好きなんだから」



「えぇぇ?!」



そんな嬉しいことある?!


わたし、幻聴きこえたのかな…?



「だから、璃玖にだって嫉妬するし、それは音羽のことが好きだからだし」



翼くん…。