そうやってわたしを見つめる翼くんの目はやっぱり優しくて。



「わたし…、翼くんのことを支えてあげられるような強いひとになります!」



宣言するよ!!



「…音羽。
その気持ちは嬉しいけど、俺からしたら音羽のことを支える人間になりたいって思ってたところなんだけど」



翼くんが、わたしのことを…。

え、嬉しい!
なんか通じあってるみたいで、嬉しいよ!



「それじゃあ、お互いのことも、自分のことも支えられるようなふたりになりたいかな〜なんて!」


にしし、と夢を語ってみると。



翼くんは片眉をあげて「音羽にできるの?」って、失礼だよね!


でもねぇ、口角上がってるの見えてるからね。


許すよ、許しまくりだよ!