この笑顔に何人の女の子が落とされてきたのか…。


お、恐ろしい…。



「でも、俺には勝てないだろ?」



「はい!翼くんには負けちゃいますね」



自慢気に言う翼くん。
オムライスだけに、可愛いと思ってしまう。



「よろしい」



何が良いのかわかんないけど。



そんなことより着いちゃったよ!




「うわ、混んでる」



翼くんは、混雑しているのが嫌いなんだと思う。


表情でわかった。


でもね、たぶんそこまで混んでないと思う。





「そうですか?
お昼時なんですからこんなものですよ?」