藍と大河の会話に朝子が目を輝かせる。大河がしまったと言いたげな顔をした。

「一緒に旅行に行ったの?どういうこと!?」

朝子の興奮した口調の質問を藍は交わし、部屋を出る。そしてトイレに行こうと歩き出した。

東北に帰った時のことが懐かしく、藍は自分から今日は両親に連絡してみようかと思う。

今はまだ誰も知らない。これから大きな事件が闇から引きずり出されていくということをーーー……。