キミの目に映る世界を

ち着かせるように背中を揺すった。
「もう大丈夫だからね」
私は改めて先生が来てくれたことに安心した。
「深呼吸しよう。ゆっくり…」
そう言って先生も一緒に深呼吸をする。
「すぅ…うぁ、は…」
ゆっくり、ゆっくり…
先生はその優しい声で私の心まで包み込んでくれているようだった。
だんだん喉の痛みも消えていく…
すごい
魔法みたい…
お母さん、これで安心してくれたかな。
涙、止まったかな。
そう思ってお母さんの顔を見ると…
「ぅ…っ良かったぁ…っ」
お母さんはさっきよりもたくさんの涙をこぼして顔を手でおおっていた。
そんな姿をみて、私は申し訳なさが増した。
ごめん…
ごめんなさい。
声はなぜか分からないけれど出す事が出来ないから、心の中で何度もあやまる。
お母さんの涙が落ち着いた頃に、先生はようやく口を開いた。