キミの目に映る世界を

た。
自然と涙が出てくる。
でも、なんで?
なんで私がここにいるって分かったの?
そんな疑問が浮かんでくる。
けれど私の目にはたくさんの涙がいつの間にか溜まって、真っ白なベットのシーツに次々とポタっとシミをつけた。
なぜ泣いているのかは分からない。
それなのに、どんどん涙は出てくるばかりだ。
お母さんはフラフラとよろけながらもようやく立ち上がって、私の前にたった。
そして、弱々しく前よりも痩せたらしいそのからだで私を強く、しっかりと抱きしめた。
ますます状況がわからなくなり、頭が混乱する。
私は、その震えている背中をぎゅっと抱きしめ返した。
「…ぅうっ……夕姫……っ」
あぁ、やっぱり心配させてしまった。
私を呼ぶその声に、とても申し訳なく感じた。
でも、お母さん、何があったのか、私にはよく分からないよ…
こわい。
分からないのが怖い。
信じたくないけどこれしかない。