ヴァンパイアの初恋


ピピピピッ ピピピッ

朝6時 目覚まし時計が鳴る

その目覚ましを止めるため手を伸ばす

カチッ

目覚ましを止め着替えを持ちお風呂に入る

朝7時 信友とLINEをする

制服に着替え家を出る

これが私、中学二年生の鈴木茉希の一日の始まり

そんな私には秘密がある

それは―――

(また一日が始まった…寒い)

そう思いながら学校へ向かう

季節は冬

いつも一日は憂鬱

私が“ヴァンパイア”でいる限りこの憂鬱は消えない。

私たちの家系は吸血行為をするとき目が赤くなる

吸血行為に限らずとも血を目の前にして吸いたいと思えば赤くなってしまう。

そんな私たちが生きてこれたのはヴァンパイアであることを隠していることが出来ているからだ

吸血行為だって私は他人の血を飲むことは無い

世間の言う自傷行為というもので

自分の血を自分で吸ったりして過ごしているし

人間の食べるものは吐き出してしまう
給食は食べてトイレで吐く

これが日常茶判事

もちろん行きたくなんかない

それでも行くのは大切な人がいるから

ただ、それだけ。それだけだった。