雲上の姫

バーンッ



急にエレナが城から飛び出してきた



「お母様っ!私はお母様のこと嫌ってなどおりません!」



「エレナ!危ないから出てこないように行ったじゃないの!エレナは...私を嫌ってなかったの...?」



「なぜ嫌うなどと...私はお母様に愛されていないと思っていました。ずっと認めてもらいたかった...だから愛していたなんて言っていただけるなんて...大好きです。お母様」



エレナは私に叔母様のこと相談してくることも多かった



冷たくされることもしょっちゅうだったらしい



その中でもずっとお母さんのことを信じ、愛を求めていたのは私もわかっていた