雲上の姫

「また地下牢に逆戻りですねレイラ姫」


精一杯睨みつける



「おぉ怖い怖い。もう逃げるなんてお考えにならないよう。もう少しであのお方も帰ってこられますので」



「...」



「何も言わないんですね。そういえばあの方のお帰りが早くなり、明日には帰ってこられます。あと一日の人生お楽しみください」



「は...?早く帰ってくる...?あいつなんか死ねばいいのに...」